ステージⅠ期|がんのステージごとの状況や治療方法

がんは進行度によって、ステージ0からステージⅣまでの5段階に分類されます。

この判定は、がんの大きさ・周辺のリンパ節への転移の有無・他の臓器への転移の有無といったTNM分類によって行われます。

この中でステージⅠは、「がんが上皮層を突き破っているが、筋肉の層にとどまっていて、リンパ節への転移がない」という状態です。

ステージ0が「がん細胞が上皮内にとどまっていて、リンパ節への転移もない」という状態ですので、初期段階であるといえます。

そのため治療も、比較的軽いもので対応できます。

例えば大腸がんの場合では、内視鏡手術で十分です。

ただしステージⅠといっても、周辺組織に深く広がっていれば、外科手術や抗がん剤治療、放射線治療などが必要となります。

ステージ0期|がんのステージごとの状況や治療方法

がんの治療で良く耳にするのが、ステージという言葉です。

ゼロから始まって段々と数字が上がるに連れて予後が悪くなりますが、ステージ0というのは一体どういった状況なのでしょうか。

ステージ0のがんは、粘膜内にがん細胞がとどまっている状態で、リンパ節に転移をしていない状況を示しています。

つまりこの段階で手術をして全てのがんを切除してしまえば、転移の心配がないということになりますよね。

がんはそのステージが進むごとに、5年間の生存率が低くなります。

手術の後に抗がん剤を用いたり逆に抗がん剤でがん細胞を小さくしてから手術を行うなどの治療方法があります。

また、ホルモン治療や免疫療法等が治療に取り入れられることも少なくはありません。

がん・代替療法|治療費はどのくらい必要になるのか

がんの「標準治療」はすべて国の「健康保険」が適用されますが、「代替療法」については保険適用外となっています。

つまり全額自費ということになり、金銭的な負担は大きくなります。

「標準治療」ではどんなに高額な治療を受けても、月の支払いが10~20万円(収入によって変化)を超えないようになっていますが、「代替療法」は行った治療・購入した商品の全額を支払います。

例えば多くのクリニックで実施されているビタミンC療法は1回で1~2万円になり、サプリメントなども高額なものが多いので、代替治療を続ける場合は相当な負担になります。

「標準治療」に「代替療法」を併用する場合には、費用面についてよく考えなければなりません。

がん・代替療法|サプリメントや健康食品は効果があるのか

がんの代替療法として、サプリメントや健康食品に効果があるといった宣伝はよく見かけますが、果たして本当に効果があるのか疑問に感じている人も多いでしょう。

がん対策としてよく名前が挙がるのがアガリクスやレイシ、メシマコブなど免疫力を高める効果を持つとされるサプリメントです。

人の体の中には免疫細胞が存在するため、免疫力を高めることでがんをやっつけることができるのではという考えから摂取されていると推測できます。

2005年に厚生労働省研究班により、がんと診断された人のうち96%以上が1種類以上のサプリメントや健康食品を摂取していることがわかったものの、医療現場からはがんの代替療法には難しいという考えです。

ただし、生薬製剤を用いた場合は代替療法となる可能性があるとの声もあり、今後のがん治療の進化が期待されます。

がん・代替療法|信頼できるかどうか見極めるポイント

がん治療をしていると、代替療法の存在が気になり試してみたくなります。

しかし代替療法には科学的根拠がなく、効果もないと言われることが多いです。

そんな時は厚生労働省が出している「がんの補完代替医療ガイドブック」を参考にするのがいいでしょう。

これは医療機関で「がん」の治療を受けながら、民間療法をはじめとする補完代替医療とどのように向き合い、利用したらよいのかを考えるためのガイドブックです。

相補(補完)・代替療法について、「活用編」「資料編」に分けて分かりやすく解説したものなので、代替療法を考えている人には参考になります。

PDF版で入手しやすく、43ページの充実の内容なので、補完代替医療に関して正確に理解を深めることができ、役に立ちます。

【タンパク質編】免疫力を高める栄養がとれる食材<BEST3>

人の体には様々なウイルスが常に侵入してきますが、全ての人が病気にならないのは免疫力のおかげです。

そのため、免疫力を高める栄養がとれる食材を、日々の料理に取り入れるといいでしょう。

免疫力アップに欠かせない栄養素であるタンパク質は、免疫細胞を活性化させるのに不可欠です。

豆腐や肉、乳製品に含まれます。

まずどうしてもとりたいBEST1は、鶏のむね肉です。

むね肉にはイミダゾールジペプチドと呼ばれる疲労回復に効果がある成分を多く含むからです。

BEST2は日本人が古くから主たる蛋白源としてきた納豆です。

タンパク質の吸収をよくするミネラルも含んでおり、効率よく吸収されます。

BEST3は乳製品から牛乳をチョイスしましょう。

ただ、脂肪分が気になる場合は無脂肪がおすすめです。

こちらもミネラルが多く、タンパク質を効率よく吸収して免疫力を高めるのに役立ちます。

【ポリフェノール編】免疫力を高める栄養がとれる食材<BEST3>

ポリフェノールは免疫力を高める作用があるので、積極的に摂取したい栄養素です。

即効性のある栄養素であるものの、水に溶けやすく体外に排出されやすいのでこまめに摂取することが大切になります。

ポリフェノールが多く含まれる食材は、ビーツ、パプリカ、かぼちゃがあげられます。

実の部分よりも皮やわたに多く含まれているため、皮ごと調理するのがおすすめです。

また、ポリフェノールは飲み物に多く含まれているため、蚤の野で摂取するのも良いでしょう。

最もポリフェノール含有量が多いのは赤ワインですが、コーヒーや紅茶にも含まれています。

食材で摂取するとともに、飲み物で摂取するとさらにたくさんのポリフェノールを体内に入れることができます。

【乳酸菌編】免疫力を高める栄養がとれる食材<BEST3>

ウイルス感染を予防するには、免疫力を高める乳酸菌を摂取する事が重要です。

では乳酸菌が沢山含まれている食材はどのようなものがあるのか、詳しく見ていきます。

まずぬか漬けにはわずか1グラム辺りに1億個の乳酸菌が存在しており、さらにビタミンB1等色々と栄養素が入っているので、積極的に食べていくと良いです。

またヨーグルトにも沢山の乳酸菌が含まれています。

毎日食べる事で免疫力を高めるだけでなく、整腸作用や花粉症、便秘の改善にも役立ちます。

それからキムチも乳酸菌が沢山含まれた発酵食品の1つです。

ただ日本国内で売られているキムチの中には発酵していないものもあります。

こうしたキムチの場合、沢山食べてもあまり効果はないので注意が必要です。

【食物繊維編】免疫力を高める栄養がとれる食材<BEST3>

免疫力を高める栄養を効率よくとれる食材として、食物繊維豊富な食べ物があります。

実はこんにゃくには食物繊維が非常に多く、腸内における免疫力アップにも一役買ってくれる存在です。

キノコ類にも豊富な食物繊維が含まれていますし、ほかにもミネラルやビタミンのも恵まれています。

βグルカンは食事でお腹へ入れても、消化や吸収をされません。

腸にける免疫作用にダイレクトに働きかけ、免疫力をアップさせてくれます。

発酵食品にも注目であり、味噌などには善玉菌がたっぷりです。

おみそ汁などを飲む習慣をつけることで、腸内における善玉菌も数を増やすことになります。

こんにゃくやキノコ類、日本が誇る発酵食品は、免疫力を高めていくサポート役です。

【ビタミンA編】免疫力を高める栄養がとれる食材<BEST3>

鮮やかなオレンジ色がトレードマークの人参も、免疫力アップが期待できるビタミンAを多く含んでいます。

緑黄色野菜の中でも断トツで、βカロテンの量が高いのも特徴です。

抗酸化作用にも恵まれた、健やかさを維持するためにも役立つ食材でもあります。

昔から愛され続けている、ウナギのかば焼きにも豊富です。

柔らかい食感と、甘さとしょっぱさが絶妙なコンビは、美味しく食べて免疫力を高めることになります。

肉類の中では鶏肉にも注目であり、鶏レバーなども注目株です。

食事に肉類は避けたほうが良いイメージがあるかもしれませんが、レバーには豊富なビタミンAが含まれています。

こうしたビタミンAの多い肉類、人参などの緑黄色野菜、ウナギなどの魚も意識して食べることです。