高額療養費制度は、保険医療機関で支払う医療費が一定の基準を上回る場合、超過する部分を公的医療保険から給付を行うことによって、患者の実質的な負担を抑える制度です。
公的医療保険制度の一つで、1973年に開始されました。
がん治療を受ける場合にネックとなるのは、なんといっても高額になる治療費です。
高額療養費制度の存在によって、患者は金銭面においてある程度安心してがんの治療に取り組むことができます。
療養費の給付は申請を受けて行われるのが原則となっているため、治療を受けた医療機関にはいったんは費用を全額支払わなければなりません。
しかし、支払いが困難な場合でも貸付制度や委任払制度を利用できれば解決できる場合があるので、保険者や医療機関などに相談をしてみましょう。