2人に1人は発症?がんのウワサを専門家に確かめてみた

がんは日本人の死亡率が一番高い死因で、日本人の3人に1人はがんによってなくなっています。

男性と女性でも発症率は違いますが、男女両方で考えると2人に1人の割合で日本人はがんを発症します。

種類も様々なので個別に分けて考えると50%も確率はありませんが、全ての種類を含めて考えた時は50%の発症率になります。

がんの発症は遺伝子的な関係性もあるので、意図的に発症率をコントロールできるものではありません。

ただし生活習慣を見直す事で、確率を下げる事はできます。

がんの発症率を高めるとされる事は様々ありますが、まずは食生活を整えたり、喫煙や飲酒など発症率が上がるとされる事を控えるだけでも発症率を下げる事が可能です。

甘いものはNG?がんのウワサを専門家に確かめてみた

がんにはしばしば、「これをしてはいけない」といったウワサが聞かれます。

これは、がんになる原因には様々な要因があり、何が原因でがんを発症するかが分かっていないためと言っていいでしょう。

医療技術の進歩により不治の病ではなくなったものの、未だに発症を抑えられない状況からそのメカニズムが分かっていないのは明らかです。

そんながんに関するウワサの中に、甘いものを食べるのはNGだと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

このウワサに関しては、真偽のほどは半々といったところです。

というのも、肥満はがんの原因の一つだからです。

甘いものを食べ過ぎれば当然体重が増えますので、肥満というリスクがあがります。

これが、甘いものはNGと言われる一番の根拠です。

温めNG?がんのウワサを専門家に確かめてみた

「がんは温めてはいけない」というウワサを聞いた人も多いのではないでしょうか。

とはいうものの、寒い時季は身体を積極的に温めたいところですので、ウワサの真偽が気になるところです。

そんながんを温めてはいけないというウワサについて、温熱療法を行う医療機関の専門家はまったく逆の見解を示しています。

人の体の中の免疫細胞が最も活発に活動するのは体温が37度くらいで、体温が低い人ほど免疫細胞の働きは鈍くなります。

体温が低いと血流も悪くなり、末端まで血液が行き届かなくなります。

その結果、代謝や抗酸化機能も停滞し、結果としてがん細胞を退治する免疫細胞が弱くなってしまうのです。

がんを防止するには温めてはいけないどころか、体の外から積極的に温め、手足などの末端が冷えないようにする必要がります。

温めてはいけないというウワサは単なるデマと考え、冷えから体をしっかりと守ることが大事です。

人にうつる?がんのウワサを専門家に確かめてみた

がんがうつるという噂がありますが、もちろんそんなことはありません。

がんは正常な細胞が異形細胞になり無制限に増殖するという病気だからです。

臓器移植をすると拒絶反応が起きることを想起すれば、何らかの経路で他人のガン細胞が侵入してきても免疫機能で排除されるであろうことは想像することができるでしょう。

ただし一部のがんでは、長期間にわたるウイルス感染が引き金になることが知られています。

九州南部で感染者が多い成人T細胞白血病ウイルスや肝がんの原因となるC型肝炎ウイルスなどです。

これらはいずれも性行為や輸血などを通じて、他人に感染が拡大するリスクがあります。

つまり一部のがんの原因となる感染症はうつることがあります。

【免疫療法】イチから分かる「がん」の治療方法

がんの治療方法にはいくつかの選択肢が考えられますが、そのひとつが免疫療法です。

人間の身体には、外部から異物が侵入したときに排除するしくみが備えられています。

これが免疫機能で、誰にでもある機能です。

軽い風邪であれば医薬品を利用しなくても自然に回復することがありますが、これが免疫が働いているから起きる現象です。

この免疫機能をがんの治療に役立てるのが免疫療法です。

医薬品を使って免疫機能ががん細胞を攻撃する能力を高めたり、弱った攻撃能力を回復させたりしてがんの治療ができると期待されています。

医療効果が科学的に確認されている免疫療法の医薬品は限定されていますが、保険が適用されるので経済的な負担は抑えられます。

【薬物療法】イチから分かる「がん」の治療方法

薬物療法は、がんの治療方法のひとつです。

医薬品を使って、がん細胞を攻撃します。

がん細胞は体内で増殖して広がろうとしますが、医薬品の効果で増殖を止めたりスピードを抑えたりします。

また、ある程度進行してしまったがんの症状を緩和するために医薬品を用いることも薬物療法のひとつです。

手術など、別の治療法と併用して対応されるのが一般的です。

薬物療法で用いられる医薬品の接種方法は複数あり、内服や点滴がその一例となります。

患者は入院して処置を受ける場合と、外来に通院して処置する場合があります。

入院と外来のどちらになるかは、患者の体調などを参考に医師が提案するのでよく話し合って決定しましょう。

副作用のおそれはあるので、体調におかしな点が起きたら医師に相談することが大切です。

【放射線治療】イチから分かる「がん」の治療方法

人の体は細胞の集合体で常に細胞は古くなったら新しく再生するというサイクルで、人の体が維持されています。

しかし細胞が再生する段階でコピーミスが発生して、正常ではない細胞が発生する事があります。

この正常でない細胞ががんで、一つ悪性の細胞があると他の細胞も影響されてしまいます。

がんの治療でよく使われる放射線治療では放射線で、正常でない細胞を壊して治療します。

悪性の細胞を破壊する治療は直接的な治療で効果が高いですが、悪性の細胞を破壊するのと同時に正常な細胞まで傷つけてしまうのが、放射線治療のデメリットです。

正常な細胞が破壊される事で起きる症状は、吐き気や倦怠感などがあります。

副作用はありますが、それ以上の進行をさせない為に早期の治療開始が重要です。

【外科治療】イチから分かる「がん」の治療方法

がんは日本人の死亡理由の1位にもなるほどの病気で、日本人の2人に1人は一生のうちに一度は発症しています。

正常な細胞が一度悪性の細胞に変わってしまうと、周辺の正常な細胞が影響を受けるので物理的に外科手術で取り除く治療法があります。

ただし神経や大きな血管が近すぎる事で、大きさはそれほどでなくても外科手術が不可能な事があります。

外科手術で取り除く以外に放射線を使って悪性の細胞を破壊する治療方法があって、がんの治療に良く使われます。

周りの正常な細胞にも影響を与えますが、効果が高いので治療法として代表的なものになっています。

両方とも治療後にがんの再発の可能性を残すので、定期的な検診が必要になってきます。

クエン酸ががんを消す?話題の民間療法の真偽に迫る

クエン酸によってがんを消すという民間療法が話題になっています。

クエン酸は殺菌効果が高く健康維持に欠かせない成分として知られてきましたが、金属イオンと結合することでキレート化してがん抑制作用を発揮することも解ってきています。

臨床試験でも効果があるという結果が出ており、これからさらに研究が進んでいくことでしょう。

がんを消すとはいかないまでも、がん細胞の増殖を防ぐ効果は期待できます。

クエン酸と同様に、免疫力を高めるハチミツやフコイダンなども民間療法として人気があります。

クエン酸と並行して、ハチミツやβグルカン、フコイダンなどを摂取する人も多いようです。

ただし、食べ合わせなどには気をつける必要があります。

ローン返済中にがんになったら?事前に確認したいポイントをチェック!

がんなどの大病を患ってしまうと、症状によっては仕事の休業を余儀なくされ、その間の収入が大きく減少してしまいます。

もし、がんを患った時期が住宅ローンの返済期間中だった場合、減収によって返済金の存在が家計の大きな負担となる可能性があります。

このような事態に備えておきたいのであれば、まず団体信用生命保険に加入済みかどうかを確認しましょう。

この保険に加入していれば、返済を終えられないまま亡くなってしまったとしても保険金から残りのローンが支払われます。

また、組んだ住宅ローンが疾病保障つきのものであれば、がんと診断された後に手続きをとればローンの残高がゼロもしくは大幅に減額される場合があるので、保障内容を確認しておきましょう。

団体信用生命保険に未加入で、住宅ローンに疾病保障がない場合は、がんが対象疾病に含まれている生命保険や健康保険組合の傷病手当金などで高額になる治療費をカバーすることになります。