「食べ物の焦げた部分を食べるとがんになる」という俗説が、世間には広まっています。
それはただのウワサなのか、それとも真実なのかを専門家に確かめてみると、真実という答えが返ってくるでしょう。
というのは、焦げの中にはわずかですが発がん性物質が含まれているので、それが原因で発症する可能性があるからです。
ただし、その発ガン性物質というのは、体に影響を与える量になるまで何十年も同じものを食べ続けなければいけません。
つまり、焦げた食べ物をたまに食べるくらいで、そんなに心配することはありません。
念の為、がんになるリスクを低くしたいならば、いろいろな種類の食べ物を食べましょう。
また、がんを抑制するビタミンCやビタミンAといった栄養を積極的に摂取しておければ、焦げにふくまれる発ガン性物質の働きを抑えられます。