ステージⅡ期のがんというのは、リンパ節への転移はないものの筋肉層を超えて少しがんが浸透した広がっている状態のことを一般的に意味します。
あるいは、がんの腫瘍自体はまだ広がっていないものの、リンパ節への若干の転移がある場合についてもステージⅡ期のがんに分類されます。
なお、ステージⅡ期の患者の5年生存率はすべてのがんで考えた場合75%弱と決して低いものではありません。
一方で、食道や肝臓、肺や器官のがんでは40%を下回る低い数字となっている点には注意が必要です。
そんなステージⅡ期のがん治療方法は、開腹や腹腔鏡下手術などのいわゆる手術療法をとるのが一般的です。
ただし、病理検査や診断の結果必要と判断された場合には点滴による抗がん剤治療や放射線治療を再発予防を目的に勧められることもあります。