胃がんはかつては、日本人が罹患するがんの一位だったこともあり、食塩の多い食生活が要因とされてきました。
最近では胃がんリスクを高くする要因として、ピロリ菌感染が重要と認識されています。
ピロリ菌が酸性の胃酸を中和する能力を備えており、慢性胃炎を発症することがあります。
慢性的な炎症が刺激となって、胃がんを発生させるわけです。
これに対して大腸がんは、近年患者数が急増しており特に女性ではその傾向が顕著です。
発症には食生活が関与しているとみられており、肉類などを多く摂取する欧米スタイルの食生活を送ると発症リスクが高くなることが疫学的にもしられています。
肉類中心の生活では食物繊維が不足するため、便秘になりやすく腸壁が発がん物質に長時間暴露sれることが主な要因と見られています。